338 ラフティング 2006/12/18(月) 19:18:53 ID:HiyEReyR0
もうひとつ 実話をお話します。 
 「あんた、甘いね。そんなのかわいいもんだよ。」
と 彼は吐き捨てるように言った。彼は 当時通っていたジムで知りあったある雑誌のカメラマン。
そして彼はサーファーでもあった。私がラフティング事件を話した時の彼の反応はかなりクールだった。
私はちょっとムカついて「じゃ、もっときつい目にあったの?」と聞くと「思い出すのも嫌だ!」と言いつつ
渋々話してくれた。
その頃 すげぇ仕事が立て込んでたんだけど 無理矢理オフを作って波乗りに行ったんだ。場所は和歌山。
その日はいい波が来てて最高!時間を忘れて夢中になってた。しばらくやって小休止。沖で波に揺られながら
腹減ったな~っと思ってたら 波間に何か見えた気がした。
?? オレンジのライフジャケット・・・・だけじゃない!!

パンパンにふくらんだマシュマロマン!!!!!

ぎぇぇぇぇ~~~!!!絶叫して まっしぐらに浜を目指した。
たぶん 男。怖くて見れない。まわりには誰もいない。
おまけにプ~ンと悪臭までしてきた。だんだん悪臭がきつくなる。
おぇぇぇ~~~ってなりながら必死で手をかきまわした。涙が出たよ。
逃げても逃げても あいつは波に乗って追いかけてくる。
その時・・・
   ザッバァ~~ン でかい波とともにあいつがおぶさってきた!!!!
○×%&+*~~~~~!!!  ・・・マジで記憶がとんでる。
どうやって戻ったか全然覚えてないけど 浜に着くなり猛ダッシュで逃げた。
いちおうレスキュウには通報しといたけど やつらも手におえなかったはずだよ。
・・・だからな、あんたのはまだ新鮮だったんだよ。もう少し時間たってりゃ そんな
もんですまんわ!!!人間離れしてくるんだってば!あれ以来 どんなにうなされたか、
目が覚めるとあいつの臭いが残ってる気がするんだ。

彼は 涙ウルウルだった。