498 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/09/04(月) 16:14:18 ID:bsSn/u+80
たしか、小学校6年くらいの話。

中のいい友達と3人で、
近所の山にキャンプに行った。
山の中に入っていって、
少し広くなったような場所にテントをはった。

持ってったパンやおにぎりを食べたり、
好きな女子の話をしながら、
あっという間に夜になった。

3人で川の字になって寝て、
どんぐらいたったろうか。
僕はふと目を覚ました。
友人は二人とも寝ていて、
あたりはシーンと静まり返っている。

「・・・・・ふ・・に・・・・か・・・・」
何かが聞こえた。
どこから聞こえてくるのか、
しわがれた、地の底から響くような声。
「・・・・のふ・・・に・・・とは・・・か・・・」
声は続く。
友人たちは、起こそうとしても、
死んだように寝入っている。

僕は声の正体を確かめようと、
寝袋から抜け出すと
懐中電灯を持って恐る恐る
テントの外へ出てみた。

499 名前: 498 2006/09/04(月) 16:15:22 ID:bsSn/u+80
月明かりに照らされて、
辺りは良く見えたが、
何も入る気配は無かった。
僕が、ほっと胸をなでおろし、
テントに戻ろうとした時。

「ジャッ!!」
何かテントの中で、
奇妙な物音がした。

慌ててテントに戻ると、
今まで僕の寝ていた場所が、
大きく、切り裂かれていた。
まるで、
地面からなにか鋭い刃物で
切られたようだった。

僕は慌てて、
また友人を起こすと、
今度はすぐに目が覚めてくれた。
二人に起きたことを話すと、
青ざめた顔になった。



500 名前: 498 2006/09/04(月) 16:16:27 ID:bsSn/u+80
二人は同じ夢を見ていたらしい。
夢の中には、
ボロボロの鎧を着た、
侍のような男が出てきて、
こちらをじいいっと見て
何か言っていたらしい。

「もののふの うえに のるとは なにごとか」

そこは、昔の山城跡で、
幾度か合戦があったと
あとで聞いた。