353 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/09/03(日) 01:25:46 ID:34X1LpDS0
全く霊感のない俺が体験した話。
俺、恐くてあまり人に話したくないんだけど、春に京都から伊勢へ車で
行ったときの話をしようと思う。
会社帰りの友達を乗せて出発したから三重に着く頃には夜12時を回っていた。
俺が少し眠くなったので、友達に「恐い話でもしよう」って持ちかけた。
そうしたら、友達は乗り気で冗談交じりで知っている怪談話をし始めた。
それから怪談話は盛り上がったが、俺達は「でも、幽霊なんているわけ
ないよな」って笑った。
丁度そのとき友人が「頭痛い」って言い出して、俺は少し気味が悪く
なった。「少し休むか?」と言って、道の脇に車を停めた。
深夜で山道ということもあり、車はほとんど通らなかった。
少しして、友人が「大分ましになった」というので、車が来ていない
ことを確認して発車したら、けたたましい音でプーーーーーッとクラ
クションが鳴った。
俺は一体何が起きたのか理解できず、車のハンドルを切った。すると、
横すれすれでタクシーが走って行った。怒ったタクシーの運転手が前
にタクシーを停めて「あぶねーでねえか(こんな感じ。訛があった)!」
と怒鳴って走ってきた。俺は放心状態で「す、すみません。」と窓から
顔を出した。運転手は「連絡先を教えてくれ。傷が付いてるかも知れん」
と言って来た。夜中の山道で傷を確認するのは大変だから、警察を呼ぼう
かとも思ったが、俺は咄嗟に「すみません。ミラーでは車が見えなくて。
死角だったんでしょうか」と言い訳がましいことを言ったら、急に運転手
の表情が変わって「あ…そう。ま、もういいわ」と言って走り去った。
そのときは、友人と「まあ、良い人で良かったな」って話をして伊勢へ
向かったのだが、途中それから事故に2回遭いかけた。
俺と友人は命の危険を感じ、「偶然にしてはおかしい」という結論に至り、
車の運転をやめて漫画喫茶で寝泊りした。
翌日、友人がどうしても神社でお祈りしようと言うので神社へ行った。
それから、事故に遭うこともなく無事に帰れた。
今思うと、タクシーの運転手の表情が変わったのはもしかして…。
そう思うだけで身震いする。