586 本当にあった怖い名無し 2006/07/11(火) 23:16:54 ID:t591DoVZ0
Y新聞の配達でさ、ボロッちいアパートの一室に朝刊配ってた。
いつもドアの横にオモチャの車があって、それが邪魔だった。
冬の朝、配達に行ったらドアの新聞入れる口のとこから手が出てた。
青白いというより白い皮膚の下に黒い肉がある感じで不気味な手。
やっべーな~でも新聞入れなきゃ って新聞で手を押してみた。
なんか引っかかってる感じで動かない。
で、何を考えてたのか手で押してみたんだ。嫌だったけど。
ぐにゅ 冷た 
売ってる魚みたいに冷たくて柔らかい。
ホンキでヤヴァイよなぁこれ。。。。
新聞無理矢理押し込んでさっさと離れようとした時
手が プラン プラン って動いた
なんつーか、ダランとしたまま上下に揺らされてるみたいに。
白い冷たい手が プラン プラン
「バイバイ……バイバイ……バイバイ…」
ドアの向こうから小さな声がして手の動きが止まって
「ヘク… クク… ヘク…」
しゃっくりみたいな笑い声みたいな音が聴こえてきた。
で、走って逃げた。何でか知らんけど。
それから何回も行ったけど、変なのはそれっきりだった。
オモチャの車はずっとドアの横に置いてあった。