421 食パン sage 2006/02/28(火) 21:48:25 ID:lBxwoBbC0
3年前の8月なんだが、仕事で残業していた。
会社に残っていたのは俺と先輩のM子さんだけ。
そのM子さんは地味なキャラなんだ。。
人付き合いは全然で言葉数も少なく、ただ淡々と仕事をしてるって感じの。
見た目は綺麗なんだが、メガネを掛けててお洒落とかに興味なさそう。
で、仕事もひと段落して終わろうとした時、どうした事かM子さんが
食事に誘ってくれたのだ。
俺は勿論付き合うことに・・・。
場所は、まあ普通のファミレスだった。
そして普通に食事をしていた最中、M子さんが口を開いた
M子「T君(俺)って明日も出勤?」
俺「そうなんですよ!きついっすねえ。」
次の日は土曜日で休日出勤+残業予定だった。
M子「T君かなり大変な事になってるみたいなんだよね。」
俺「いま忙しいから仕方ないですよ」
M子「そうじゃない!T君このままじゃ命が危ないかもよ」
何が何だか訳が分からないがM子さんは話を続けた。
M子「残業してる時、私見てしまったんだ。
   T君が仕事してる時、T君の真後ろに顔が右半分潰れた女性が
   T君を睨みながら立ってるのを・・・。かなり怨まれてるみたいよ。」

422 本当にあった怖い名無し sage 2006/02/28(火) 21:49:12 ID:lBxwoBbC0
俺「ははは、嘘でしょ?」
M子「今も近くに居るよ、こっち見てる」
俺「・・・・・・。」
M子「私、霊感強い方なの。信じる信じないはT君の勝手だけど、信じてくれるなら
   なんとかする。」
M子さんの話によれば、去年の冬ぐらいから女の存在を感じていたらしい。
段々と俺の生気を吸って実体化したらしい。仕事疲れのせいだと思ってた肩こりや
体の疲れが取れないのそういう事だったのか!?
俺「俺の部屋まで付いて来てるんですか?」
M子「ええ。毎日」
俺「どうしたら?」
M子「明日除霊してみる。それまでコレでしのいでくれるといいんだけど。」
M子さんはそう言うとボロボロのお守りを渡してくれた
俺達はファミレスを後にし、駅に向かった
俺「付いて来てます?」
M子「うん。でも知らん振りしときなさい。意識しすぎると厄介だから。」

423 本当にあった怖い名無し sage 2006/02/28(火) 21:53:17 ID:lBxwoBbC0
まあ、何とかM子さんのおかげで助かったが
何で俺がターゲットにされたのかはM子さんは教えてくれなかった。


424 本当にあった怖い名無し sage 2006/02/28(火) 21:55:35 ID:lBxwoBbC0
あれから2年半以上経つが俺はその仕事を去年辞めて
今は新しい職場で頑張ってるがM子さんは今どうしてるんだろう?
ありがとうM子さん




長文だったかも知れないが簡便