875 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/03/01(木) 01:52
ここで、小噺をひとつ。 


八年前の夏の夜、テレビをつけると心霊ものの番組がやっていた。 
ちょっと興味をそそられてそれを見ていると、そこに見慣れた景色 
がでてきた。「あれ?これって隣町の○○峠じゃん」 
そこはこの辺では有名な心霊スポットで、よく事故を起こして死者 
が出ている所だ。 
俺はその番組を見続けた。リポーターが必死そうな顔で「この道の 
脇には、なんとも悲しげな首無し地蔵があります。この像の悲しみ 
がこのような事故を引き起こしているのかのも知れません。」と語 
っている。 
実はこの場所には、俺自身何度もいったことがあ。数年前まで暴走 
族だった私達が集会の帰りによく通っている道である。 
そして、私自身ここにはある思い出がある。

876 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/03/01(木) 02:03
そして、この番組を見たことによりそれを鮮明に思い出した。 

「これ、俺が蹴っ飛ばして取れちゃったんだよね~。」 

そう。それはまだ若かったころに、族同士の喧嘩の時にボコボコ 
にやられた俺が、家に帰る途中に偶然見つけた地蔵だったのだ。 
ふとそれに気づいた俺は近くにバイクを止め、おもむろにそれに 
近づいた。それとの距離が一mくらいになった時「ヒュッ!」と 
いう音と共に蹴りが放たれた。その直後に道路の反対側で 
「ゴッ!」という鈍い音がした。 
「テメー、いっちょ前に首なんかつけてんじゃねーよ!」 
そう言って、家に帰ってそのまま寝てしまった。 



878 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/03/01(木) 02:10
その後、というか今まで俺の体は健康だ。 
そして、あの地蔵の謎は俺だけの秘密である。 
また今夜も、「怪奇!首無し地蔵の恐怖」などと報道している。 

おしまい♪ 

どうですか?息抜きレス。